1999-03-09 第145回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
大臣、これは当時の池田勇人総理大臣が昭和三十六年三月二十五日に、水戸で農業基本法推進大演説会というのをやっています。これは御党の、自由民主党が発行している旬刊自由民主のコピーなんです。私は当時の資料を読んでいくときに、なるほどと思ったことが何点かあります。それは、この農業基本法を制定するときに、国民的議論が少なくとも巻き起こり、社会党を含めて自民党も当時全国で大変なキャンペーンを張ります。
大臣、これは当時の池田勇人総理大臣が昭和三十六年三月二十五日に、水戸で農業基本法推進大演説会というのをやっています。これは御党の、自由民主党が発行している旬刊自由民主のコピーなんです。私は当時の資料を読んでいくときに、なるほどと思ったことが何点かあります。それは、この農業基本法を制定するときに、国民的議論が少なくとも巻き起こり、社会党を含めて自民党も当時全国で大変なキャンペーンを張ります。
したがって、いまの肥料の問題も、農業基本法推進過程における重要課題として私はとらえなければならぬのじゃないかと思う。ですから政府が、農林当局が特に肥料新法を考慮される時点にあたって、そういう農業基本法の推進過程における肥料問題であるという、そういうお考えに立って、この法案の作成に当たっておられるかどうかということをお伺いしたい。
農政審議会の議を経て基本法推進の体制を整えるというのでは、公約だから立法を急ぐというだけであって、政府の決意による農業基本法推進の体制はできるものではございません。野党の農業基本法に刺激されて、政府案をPRして、政府案の通過をあせるだけでは、政府の熱意が疑われてならぬのであります。 第二は、農業基本法は、関連法律が実現しなければ、からの法律、からっ法だと言わざるを得ません。
しかし、政府における農業基本法推進の体制は農政審議会の議を経てやるというのではおそいのであります。選挙のときの公約だから、農業基本法を作らねばならぬというだけであって、政府の決意による農業基本法推進の体制ができておるものではございません。
○国務大臣(周東英雄君) ただいま当委員会におきまして御決議をいただきました事柄に対しましては、その決議の趣旨を尊重しまして、今後の農業基本法推進に対しまして、十分努力いたすつもりでございます。 —————————————